見た目をゴツくするために初心者はどこから鍛えるべきか?【筋トレ】

コラム
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まれにオシャレな服が似合わなくなるからとか、スキニーパンツが入らなくなるなんて言って、体をデカくしたくないという人もいるが、男なら強く、デカくありたいという願望があって、筋トレを始める人も少なくないはず。

かくいう私も幼少期の頃から親戚や親の友人に「細いね~この贅肉をあげたいよ~」と耳が腐るほど言われてきた口で、「細い」や「華奢」というワードに対してコンプレックスがある。思春期の頃は細い腕が気になって半袖の学生服を着るのが嫌だった時期もあったのを記憶している。

男らしく、なんていうと時代に逆行しているような気もするが、やっぱり強く逞しい体には憧れを隠せない!!

刃牙や北斗の拳、ドラゴンボールにゴルゴ13、花の慶次のような屈強な男たちが活躍する漫画を読んできた影響からか、高校時代には気付けば、筋トレにはまっていた。

あの横川尚隆くんも範馬勇次郎にあこがれて筋トレをしているというし、理想を追い求めるというのは素晴らしいことだなあと、しみじみ・・・。
これは息子の刃牙の方と並んだ写真。すごいの一言に尽きる。

 

どこを見て人の体格を判断しているか

さて、本題に入ると、ゴツく見せたいということはデカく大きくなりたいということとも言えるが、いきなり全身ムキムキマッチョの横川くんみたくは当然なれない。(なれると言われてもなりたくない人も多いと思うがw)

なので初めのうちは、優先順位をつけて、鍛えていくのも一つの手だろう。

それではどこを鍛えていると、「おい、お前見ないうちに体格が良くなったな!」と言われるかというと、まずは上半身であることはまちがいない。

とはいえ、下半身がしっかりしていると、上半身が細くても土台がしっかりしている感が半端なく、それはそれで近道とも言えなくはない。しかし、比較的下半身は目につきにくく、また、露出する機会も上半身と比べると少ないので優先順位は低くても良いだろう。

ただし、上半身だけゴツくても気持ち悪いし、筋トレ界では「チキンレッグ」と揶揄されるので下半身を一切鍛えないというのは絶対にやめよう。真のかっこいい男になるためには下半身も鍛えなければいけない。兎にも角にもバランス第一なのだ。

まずはBIG3というのは遠回り

だから、まずはビッグ3を徹底的にやろうというのは間違っていないのだが、今回の趣旨で考えると遠回りと言える。

ビッグ3はベンチプレス、スクワット、デッドリフトの三種目だが、スクワットは下半身だし、デッドリフトも背筋に効果が期待できるが、初心者には少し難しく怪我のリスクもあるからだ。

ベンチプレスとスクワットはいいとして、デッドリフトは違う種目へ置き換えよう。

おすすめは大胸筋と広背筋

NHK「みんなで筋肉体操」で有名な谷本道哉先生を見てほしい。


正面から見ても背中の広がりがすごいのがわかるだろうか。広背筋の重要さを示してくれる良い見本である。

結局は人は他人の体格をそのアウトラインで認識しているので、着ている服が大きくなるように体を鍛えるべきだ。

例えば、腹筋をいくらバッキバキに鍛えても、ガタイがいいとはならない。シャツをめくって初めて「すご~い、触らせて~」と合コンで盛り上がるかもしれないが、誰かに会って一言目に「お前でかくなったな」と言われることとは一切関係がない。

肩周りと胸板の分厚さ、後ろから見たときの背中のデカさなんかが、いわゆるごつい体なのだ。

その次に腕

パット見でガタイをよく見せるには、体そのものをでかくする大胸筋と広背筋、それに肩周りだと説明したが、その次におすすめなのが腕である。

しかしながら、腕だけ太くてもバランスが悪くて仕方がないというのは言うまでもない。

その上、大胸筋と広背筋を鍛えるうちに、補助的に腕もある程度は太くなってくるのも事実だ。

それでも想像してほしい、筋肉やトレーニングの話題になると、何故か人は「腕力入れて」と腕を触ってくるのだ。これは筋トレ経験者なら必ずと言っていいほど経験があるのではないだろうか。(あれなんなんだろうね?)
だから、というわけではないが、大衆の頭の中は「マッチョ=腕が太い」という固定概念が強く存在するのではと推測する。ポパイの影響か?

また、夏には特にだが、腕は日常生活の中で特に露出が多いパーツである。半袖やタンクトップ、ノースリーブの服を着れば腕が出るし、それだけアピールできる機会もあるので、腕は鍛えておいて損はないだろう。

トレーニングメニュー

トレーニングメニューはまずは以下の4つで十分だろう。

  • 腕立て伏せ
  • 懸垂
  • ハンマーカール
  • スクワット

腕立て伏せで胸と三角筋前部(肩の前の部分)、懸垂で背中全体と上腕二頭筋、ハンマーカールで上腕筋、スクワットで下半身。完璧。

ジムに通うことができるのであれば、

腕立て伏せの代わりにベンチプレスをおすすめする。

慣れてくれば、ベンチプレスに加えて、ダンベルプレスをしたり、懸垂に加えてラットプルダウンをしたり、サイドレイズで三角筋中部をいじめたり、ケーブルを使ってオーバーヘッドエクステンションをして上腕三頭筋を更に鍛えたりとバリエーションを増やそう。

まとめ

当然のことだが、ゴツくなりたいのであれば、食べることもまた重要だ。デカくなることは食トレでもあるとよく耳にする。

大きな男が少食であるはずがない。その体を維持するのにはそれ相応のエネルギーが必要だ。

甲子園常連校の高校球児の体を見たことがあるだろうか。彼らは元々羨ましいほどの恵体というのもあるが、それを作り上げるために、血反吐が出るようなトレーニングと、一般人が想像もできない量の米や食事を摂取している。

たくましくなるためにはそれくらいの努力が必要なのだ。

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