絶対に間違いない「筋肥大のコツ」をトップビルダーに聞いてみた

コラム
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先日、日本で5本の指に入るトップボディビルダーの方とお食事できる機会があり、そこで筋トレの核心とも言えるお話を聞けたので久しぶりにブログに残します。

ちなみに、その方はアンチドーピング、アンチステロイド、つまり「ナチュラル」を公言しています。

みんな細かいことを気にしすぎ

フィットネスブーム真っ只中のせいで

フィットネス後進国だった日本が空前のフィットネスブームの今、
あらゆるメディアが筋トレやフィットネスの情報を発信しています。

そのため、同じ内容にならないよう、読者や視聴者に飽きられないように
あの手この手で色んな手法を紹介、情報発信します。

そのため、中には超上級者向けのテクニックや食事法も紹介され
初心者~中級者がそれを真似するんだけども、あんまり効果が出ない、なんてことはザラにあります。

具体的になにが細かいのか

ここで具体例を挙げましょう。

筋トレのハウツーで言うと、インターバルの取り方やレップ数についてなどが挙げられます。

当然間違ってはいません。

インターバルが短いのと長いので全く追い込まれ方は違うし、レップ数に関しても低負荷高回数で追い込むなんてやり方も一時期流行り、こぞってメディアは発信していました。

でも、そこを気にするのは基礎をこなしてからの話でしょう。

もう一つ例を挙げます。
PFCパランスという食事における一つの指標があります。

これにこだわりすぎる人がいますが、これもそんな細かいことを気にする必要があるのは、かなりの上級者です。

いろんな事を試すようなレベルか?

なんで細かいことを気にしちゃダメなんだという声が聞こえてきそうですが、今一度、自分に問いかけていただきたいことがあります。

「自分は筋トレの方法を模索するほど上級者か?」

ということです。

筋トレ自体、自分との戦いなので、中級、上級とカテゴライズするのはどこかお門違いな気もしますが。

この疑問は言い換えると、

「いろんなことを試す前に基本を徹底的にやってのけたか?」

ということです。
これにつきます。

停滞期に入ると、今まで通りやっても重量も伸びない、筋肉も大きくならない、
そんな、モチベーションを維持するのが非常に難しい状況になります。

そこで、あれやこれやメディアの情報を食い漁り、いろんなことを試すわけです。

しかし、はっきり言って中途半端につまみ食いするのは逆効果です。

まずは基本を徹底的にやりましょう。

基本とはなにか

筋トレでの基本

まずは一週間単位でのボリュームを増やし、それを維持しましょう

週5でジムに通い続けて、筋肉がつかないといっている人はあまり見かけません。
その逆で週に2回しかジムに行っていないのに停滞期だと嘆いている人はよく見かけます。
週に2回ではやれることも限られ、ボリュームも必然的に落ちるでしょう。
(圧倒的なボリュームをそこで確保できる人は別です。)

また、一番大事といっても過言ではありません。
記録は必ず付けましょう。

なんとなく筋トレをこなすことは初心者のうちはいいですが、中級者以上ではもったいなさすぎます。
1週間前の自分のメニューや扱った重量を正確に覚えていますか?

覚えられるわけがないです。
どの種目を何キロで何セット、何レップやったのかは必ず記録しましょう。

そして、その記録を次回は1キロでも1レップでもいいので上回るようにしましょう。
次回でというのは少し無茶がありますが、この記録を伸ばしていくことに意義があります。

この記録はもちろん無限には伸びません。

したがって、ボリュームを増やして、記録を伸ばし、頭打ちになって初めてアプローチを変えて違う手法で筋肉をいじめてやるのです。

まずはボリュームと記録です。

ボリュームを増やしすぎて前回の記録よりも数字が小さくなってしまったら、それはボリュームが多すぎるということなので少し筋トレ量を減らしてやります。

突き詰めると、筋トレはこの繰り返しです。

個人的にはジムに行けない日は自宅で自重トレーニングをするのも効果的だと思ってます。

プッシュアップバーを使用して腕立て伏せをしたり、アブローラーで腹筋をいじめてみたり。

自重トレーニングは侮れません。

食事での基本

筋トレは食トレだ、という言葉がありますがまさにその通りで、まずは食って食って食いまくる、これが筋トレにおける食事の基本です。

あなたの筋トレの目的はなんでしょう?

ボディビルダーみたいにデカくなりたいなら、今読んでいることが当てはまります。

PFCバランス?そんなもの一切気にしなくていいです。

気にしなくてならないのは筋トレの目的がダイエットの人と大会に出るような競技者だけでしょう。

大抵の人よりはプロレスラーよりも小柄です。

プロレスラーの食事を見たことがありますか?
プロレスラーに少食な人はいません。(元々少食で無理やり食べている人はいると思いますがw)

彼らの基本は専ら、「たくさん鍛えて、たくさん食べる」です。

あれであそこまでデカく、強靭な肉体を作り上げています。
まあ、「たくさん」のスケールが違いすぎますが…。

胸も肩も背中も腕も脚も、、、もう全部デカくしたい!
ならとにかく食いまくることです。

プロテインでタンパク質を補う必要が無いくらいに食事を摂る意識を持ちましょう。

一番やっちゃいけないこと

基本を無視して一番やってはいけないことがあります。

それは筋トレYoutuberの真似事です。(特にフィジーカー)

カッコいいですよね、めちゃくちゃ。
体もデカくて、顔もイケメンで、筋トレ方法もそりゃあ真似したくなります。

しかし、忘れてはいけないのが、ナチュラル、つまりステロイドやドーピングを使用していない著名フィジーカーがどれくらいいるのかということです。

僕はナチュラルです!と公言している人の真似をするのはまだいいです。
というかそうすべきです。

なぜかというとトレーニングボリュームがハンパないから。

ただただ、バッッッッキバキのナチュラルかどうかわからない人のトレーニングを真似しても、ナチュラルの人の体では同じようにデカくなるかは微妙なところです。

オシャレにケーブルマシンを低重量でシコシコやるよりも、確実にベンチプレスの重量を伸ばした方がデカくなれるでしょう。

みんな基礎をこなしている

前項でユーチューバーのマネをするなと言ったのはもう1つ理由があります。

少し前に流行った山本義徳さんの101理論という有名なトレーニング方法があります。
詳しくは下記で紹介していますが、

筋トレにおける101理論とは?筋肥大におすすめ!|山本義徳さん提唱
山本義徳さん提唱の101理論とは? 筋肥大やその効果とは?わかりやすく解説します!

この方法自体、評価も批判もどっちもどっちです。

また、前述した低負荷高回数でこなすトレーニング法も同じです。
評価も批判もあります。

批判する人はそのトレーニング方法が全てだと勘違いしている人が多いと思います。

トレーニング法を提唱している人たちは、あくまでその方法をレパートリーの1つとして挙げているだけで、それだけでその人の筋肉を作り上げているわけではありません。

いろんな方法や基礎をやり込んだ上で、101理論や低負荷高回数なんかが成り立つわけです。

まとめ


メディアの多様化で様々な情報が発信されていますが、基本は昔から変わらず、たくさん鍛えて、たくさん食べる、です。

細かいことは気にせずにまずはそれを徹底しましょう。

もっというと、飲酒、つまりアルコールの摂取も気にしなくていいです。

筋トレをした日にだって飲んでOKです。

もちろん多少は影響があるかもしれません。

でも、その分また鍛えればいいんです。

実際、トップビルダーの方にお話を伺ったのは飲み会です。

さすがに、オフ期間(大会後)でしたが、その日も二時間前にトレーニングしてきたばかりというから驚きでした。

一流選手でお酒を気にしないのに、中級者前後が気にしてどうするんだと。
確かにゴリゴリのプロレスラーたちも大酒飲みのイメージです。
酒豪伝説は数知れず、、、。

タバコも同じ。
細かいことは気にせずに吸いたいなら吸えばいいです。

喫煙者で成績を残しているビルダーなんて山程います。
そんなことを気にする前にトレーニングです。

有酸素運動だってやりたきゃやればいいです。
筋肉も付けたいけど、体力もつけたいという人はやるしかないです。

ただし、その分食べましょう。

くだらないこと、細かいことは置いといて大きな枠で筋肉、筋トレを考えましょう。

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