腕を太くするなら本当にハンマーカールがベストなのか?

コラム
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筋トレにおいて腕を太くすると言えば、多くの場合は前腕ではなく上腕、いわゆる二の腕のことですよね。

その二の腕を手っ取り早く太くするには、三頭筋を鍛えたほうが近道だということは周知の事実だと思います。

筋体積だけで考えると、上腕三頭筋は上腕二頭筋のおよそ2倍ほどありますから。

そんなことは、わかっていて、その上で腕をもっと太くするには?ってなると、ハンマーカールがよく話題に上がります。

ネットや有名なユーチューバーが言ってたからって何も考えずにハンマーカールをやっている人は多いのでは?

実際、著名なトレーニーたちはこぞってインスタグラムなんかのSNSでハンマーカールの動画をアップしています。

それで実際に腕がとんでもなく太いんだから、まあ間違ってはないでしょう。

ハンマーカールのやり方

この方の動画がわかりやすかったです。

通常のダンベルアームカールと大きく異なる点はダンベルを縦にして親指を上に向けて動作を行う点です。

やり方がわかったところで、ハンマーカールの意義について考えてみましょう。

ターゲットから考える

ハンマーカールのターゲットが二頭筋なのは言うまでもないですが、メインのターゲットは二頭のうちのどっちなんだって考えてみましょう。

二頭は字のごとく、2つの筋肉から構成されていて、「長頭」「短頭」という筋肉に分類されます。

長頭は外側、短頭は内側の筋肉です。

腕が太く見えるのに必要なのは、外から見て目立つ長頭で、反対に、短頭を鍛えると力こぶの高さが出るイメージです。

そして、今回のハンマーカールのメインターゲットは、ダンベルで行うアームカールのように捻る動作が無いので、長頭になります。

ダンベルを捻る動作、小指を内側に持ってくる動きをすると短頭がより収縮されるのは皆さんご存知だと思います。

さらに、ハンマーカールでは腕橈骨筋(わんとうこつきん)という筋肉と、上腕筋という筋肉も鍛えることができます。

これらも、長頭同様、腕が太く見えるのに最適な部分の筋肉と言っていいでしょう。

ターゲットを考えると、ハンマーカールはやはり腕を太くするのに適していると結論付けられます。

ではハンマーカールだけやっときゃいいのか?

それでは、「腕がいい感じに太くするのにはハンマーカールだけでいいのね?」

なんてことはないのは、トレーニーの方ならわかると思います。

やはり筋肉というのは、1にも2にもバランスが大事で、長頭ばっかり鍛えていてもダメなんですね。

前腕部分も腕橈骨筋ばかりが発達していると、きっとブサイクな前腕になってしまいます。

二頭がターゲットの日には、ネットで腕を太くするにはハンマーカールだと見たからって安易に、種目をそれ1つに絞るのはやめましょう。

アームカールやインクラインなんかも取れ入れてバランス良く鍛えることが大事です

まとめ

間違っちゃいないが、それだけではダメ!

合わせてダンベルアームカールやバーベルカールなども取り入れていろんな刺激を与えてやりましょう。

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