あらゆるスポーツでウォーミングアップは行われています。
全力で力を発揮する前に、ウォームアップは必要なものだと考えている人が大多数だと思います。
ですが、実際のところはどうなのでしょうか?
この素朴な疑問に答えるべく、ニューヨーク市立大学のBrad J. Schoenfeldらが2014年に論文を発表しています。
彼らが行った実験は下記の通り。
・ランダムに男性15人を選定。
・ベンチプレス、スクワット、およびアームカールを1RMの80%で実施
・これをウォーミングアップしているのとしていないので疲労指数や反復回数を調べた。
・ベンチプレス、スクワット、およびアームカールを1RMの80%で実施
・これをウォーミングアップしているのとしていないので疲労指数や反復回数を調べた。
結果は、、、ウォームアップしたときとしなかったときで有意な差は見られませんでした。
そう、ウォーミングアップは意味がなかったんです。
意味がないと言うと語弊があるかもしれません。
もう少し正確に言うと、本番のパフォーマンスにウォーミングアップは影響を及ぼさない、ということです。
アップをしてもしなくても出せる力は変わらないとうことです。
スポーツにおいても、とある競泳選手は一切のウォームアップ無しにレースに挑む選手もいるそうです。
では、なぜ人はウォーミングアップをするのでしょうか。
それは、肉体的な要因よりも、精神的な要因が大きいかもしれません。
準備体操やアップをすることで本番までの気持ちを作るということです。
また、パフォーマンスに影響はなくても、怪我の防止には貢献しているでしょう。
筋トレにおけるウォームアップの意味を考えるとやはり、怪我の防止と言えると思います。
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